2014年2月10日

十人十色! AIRBRID(エアブリッド)編

車いすは、それぞれのお客さまの体に合わせて製作するのは勿論ですが、使う方の使用環境や求めるもの、趣味や趣向、ご予算など、とても多くの選択肢があります。

また、車いすメーカー様や車種バリエーションもいろいろあるので、レディメイト(既成品)ではない、オーダーメイド車いすの場合は、人の数だけ異なる仕様があり、まさに十人十色なのです!

そんな奥が深い車いすですが、今回は株式会社松永製作所様のマックスプレジャーシリーズの中で最も人気がある 『AIRBRID(エアブリッド)』 を例に、十人十色をご紹介させていただきます♪

この 『AIRBRID(エアブリッド)』 は、同社のカタログでは次のように紹介されています。


“現在のメインストリームは、当社の期限とも言える、ユーザーオリエンテッドの精神から離れているのではないか”
そんな現在の流れに対するアンチテーゼとして生まれたのが、AIRBRIDです。
不要な部分を大胆に削り、かつリジットフレームに劣らない剛性を求めました。
“機能美を装飾する” AIRBRIDの理念です。


その言葉通り、とても優れた信頼のおける車種であり、イフでも数多くのお客さまに支持されていますので、その中の一例をご覧ください(^^)


一番バッターはM様のエアブリッド!
オールブラックのフレームやパーツの中にキラリと光るオレンジ色のスポークホイールが眩しい、渋い一台です!
クッションは、アクセスインターナショナル様の「JAY3クッション」を採用!




お次はM様とは対照的なホワイトフレームが美しい、T様のエアブリッド!
クッションは、アクセスインターナショナル様の「JAYイージー」を採用!
こちらの背シートは、以前 [渋派手(渋いケド、派手!)な1台完成~!] で紹介させていただいたとおり、 イフさんオリジナルの “ゼブラ模様” のシート生地となっています♪




N様はこれまでは松永製作所様の「MP-Fit」という車種をお使いでしたが、2台目に屋外用としてエアブリッドを導入!
打ち合わせの中で、フレーム長をMP-Fitと同じ “ロングフレーム” とするか?それとも “ショートフレーム” にするか? 最後まで一緒に悩みましたが・・・ 結果、お出かけ先での取り回しなどの利便性を重視しショートフレームに決定しました!

クッションは、MP-Fitでも安心して使えていた、アクセスインターナショナル様の「JAY3クッション」をこちらにも採用しました。




お次はマックスイエローのフレームとV-TRAXイエロータイヤが目立つM様仕様!
クッションは、座面高が若干高くなってしまうことで悩みましたが、 快適性と安定性を重視して、アクセスインターナショナル様の「JAYイオンクッション」を採用しました。

左右のレッグパイプに付いているのは「フロントキャリー」という優れもので、 伸縮式で荷物などの持ち運びにとっても便利なんですよ♪




ここまでの4台をご覧いただき、何か普通の “車いす” と雰囲気が違うなぁ・・・ と感じる方も多いかと思いますが、実はこの4台は介助グリップ(車いすを介助者が後方から押す持ち手の部分)が一般の車いすと違っているのです。

皆さまはいずれもアクティブな方で、その介助グリップの使用頻度が少ないため、このような仕様としていますが、勿論エアブリッドにも “R形状” の介助グリップを装着することが可能です!


“R形状” の介助グリップを装着したエアブリッドはこちら、Y様仕様です。
クッションは、アクセスインターナショナル様の「JAYイージー」を採用。
格好良さは変わりませんが、Rタイプの介助グリップが付くと、少しは車いすっぽく見えませんか?(笑)

加えてY様の前輪キャスターは、5インチPU(クッション)仕様となっていて、学生生活でいろいろな場所に出向く際の機動性を高めています。

ちなみにイフでは、(地味に)5インチキャスター推奨運動をしています(笑)

前座高の制約や見た目の部分などもあり、まだまだ4インチキャスターを選択される方が多いですが、1インチ大きくなっただけで路面段差を昇降する時などの衝撃も和らぎ、走破性もかなり高くなりますので、機会があれば皆さま一度お試しくださいませ(^^)



こちらのT様も、5インチキャスター仕様です!
松永製作所様オリジナルの「3P.act(3スポークアクティブカーボンホイール)」が最高にお洒落な仕様となっていますが、見た目の格好良さもさることながら、実は、T様はこれまで幾度と無くスポークホイールに爪をぶつけて痛い思いをしていたとのことで、今回このホイールを選択されたのは怪我防止の意味合いもあったのです。

クッションはアビリティーズ・ケアネット株式会社様の「ロホ・ハイブリッドエリート」を採用。




T様と同じ、「3P.act(3スポークアクティブカーボンホイール)」と、アビリティーズ・ケアネット株式会社様の「ロホ・ハイブリッドエリート」を採用したのがこちらS様のエアブリッド!
ネオンイエローのフレームカラーは、かなぁ~り目立つこと請け合いで、すれ違う人が思わず振り返って二度見するそうです(笑)




シンプル・イズ・ベストで製作したS様のエアブリッド!
世界的ブランドであるSPINERGYホイールとアルミキャスターホイールで足元をお洒落に演出しました♪
クッションは、アクセスインターナショナル様の「JAY3クッション」を採用。




最後はS様の実用的な一台!

「チタン製のハンドリム」や、レッグサポートパイプの先端に装着した「ドアローラー」、夜間の視認性を高める効果もある「ライトニングキャスター(光るキャスター車輪)」などなど、S様こだわりの愛車です。
クッションはアクションジャパン株式会社様の「アクションパッド」を採用しました。

ちなみに、これは当たり前のことだと思いますが・・・

イフで車いすを作らせていただく場合、お客さまのお体を詳細に測らせていただいた上で、まずは使用するクッションを選定し、そこから体に合わせて逆算した数値で車いすの寸法を決めるという流れを取らせていただいております。


車いすと同時に使うクッションは、褥瘡予防姿勢保持 という、とても重要なファクターを担っていて、「快適性」「安定性」 に大きく関係してきます。

そしてそのクッションは、メーカーや製品、お客さまの体重等々で全て厚みも変わってくることから、そこを最初に確定しなければ、車いすの図面は作れないという、至極あたり前のことなのです。。。




さておき、今回は数多くある車いすの中で、松永製作所様のエアブリッドをピックアップして、一部のお客さまのマシンのみをご紹介させていただきましたが、皆さまそれぞれ、ここでは書ききれないこだわりや自慢点、打ち合わせの中の悩みなどなどが沢山ありました。

チェアウォーカーの皆さまの体の一部でもあり、また、衣類などのファッション同様に、自己表現のアイテムでもある車いす!

皆さまがお気に入りの一台に巡りあえますこと、いつも願わせていただいております。。。



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